ほぼ一瞬で止血!絆創膏いらずなアロマケア

こんにちは、アロマセラピストの佐藤千佳子です。

いくつかの精油(エッセンシャルオイル)には、出血を止める作用があるのをご存知ですか?

しかも、小さい傷であれば、ほぼ一瞬で!

精油は殺菌消毒もしてくれるので、とっても便利。
傷口に一滴落とすだけで、「殺菌消毒+血を止める」って、これぞ一石二鳥ですよね!

その上、傷跡も残らず綺麗に治るので、切り傷・擦り傷などには、私は精油しか使っていません。

きっと皆さんも、一度アロマでのケアを体験したら、アロマの虜に♪♪( ´▽`)

今日は、切り傷・擦り傷などの「外出血」におすすめの精油をご紹介いたします。
ぜひご参考ください。

切り傷・擦り傷などの外出血におすすめの精油(エッセンシャルオイル)

レモン

木になるレモンの実


レモンには、血液が固まるのをスピードアップさせ、出血をピタッと止める働きがあります。

よく「レモンはしみそうで・・・」と言われますが、全くしみないのでご安心を♪
レモンには光毒性があるため、直射日光や紫外線が当たる場所には使用しないでくださいね。

レモン

レモン精油は、どんな香り? レモンの精油は、レモンの皮から得られます。爽やかでシャープな天然レモンそのままのみずみずしい香りです。 レモン精油の基本情報 名前 レモン 学名 Citrus limon 科名 ミカン科 抽出 […]

ゼラニウム


ゼラニウムも出血を「ピタッ」と止めてくれると言われていますが、レモンの方が効果が高いようです。

直射日光や紫外線に当たるような時でしたら、レモンの代わりにゼラニウムでも良いですね。
逆に、料理中は、料理にゼラニウムの香りが移ることがあるので、レモンをオススメします。

しかし、私はまだゼラニウムを試したことがないので、レモンとの違いはよく・・・。
次回はゼラニウムを試してみますね。

ゼラニウム

目次1 ゼラニウム精油は、どんな香り?2 ゼラニウムの基本情報3 ゼラニウムについて4 ゼラニウム精油は、こんな時におすすめ ゼラニウム精油は、どんな香り? ゼラニウムの精油は、花や葉から抽出されます。ミントに近い爽やか […]

ラベンダー

ラベンダー畑


ラベンダーは万能オイルではありますが、レモンやゼラニウムのように「ピタッ」とは止まりません。血が止まるまでには、少し時間がかかります。
精油を塗布した後、安静にしていられる時に使うと良いです。

しかし、ラベンダーの驚くべきパワーは、傷の修復力です!!
数時間放置しておくと、「血」の跡も見られなくなり、綺麗に傷口が閉じ始めます。
「あれ?切ったのはどこだったかな?」と思う程です。

血が止まっても、マメにラベンダーを塗布してあげると、本当に綺麗になります。

ラベンダー

目次1 ラベンダー精油は、どんな香り?2 ラベンダー精油の基本情報3 ラベンダーについて4 ラベンダー精油は、こんな時におすすめ ラベンダー精油は、どんな香り? ラベンダーの精油は、ラベンダーの花と葉から抽出されます。爽 […]

出血別の止血方法

一般的な切り傷・擦り傷のとき

自己責任にはなりますが、私は小さな傷の場合は、傷口に直接落として使っています。

しかし、傷が深くて出血が続くようでしたら、精油を1〜2%に希釈した精製水にガーゼなどを浸し、それを傷に当てて強く圧迫してください。
(傷の程度によっては、原液で使用するとヒリヒリします。傷が大きい時や場所が広い時は、希釈して使ってくださいね。)

また、擦り傷の際は、絆創膏のガーゼの部分にラベンダーの精油を垂らし、患部に貼るのも良いです。そうすると、膿むことなく、傷の修復を早めてくれます。

お子さんが活発だったり、スポーツなどで怪我が絶えないようでしたら、擦りむく範囲が広いと思います。
そのような場合は、「ラベンダーで作ったアロマスプレー」や「ラベンダーのフローラルウォーター」を常備しておくのもオススメです。

鼻血のとき

レモンを1〜2滴落とした冷水に、ガーゼやコットンを浸し、それを鼻の奥まで挿入します。

抜歯などによる出血

歯茎の上にレモンを染み込ませた綿棒を押し当てることで、最小限の出血に止めることができます。

料理中の出血

私のオススメは、「レモンで止血→料理が終わったら、ラベンダーで傷の治りを早める」です。

余談ですが・・・私が指を切るのは、料理中がほとんど。
料理を途中で切り上げるわけにはいかないので、ラベンダーを使った時は、必ず絆創膏をして料理をします。それでも深く切った時は、水が絆創膏の中に入ってしまうと、絆創膏の隙間から血が滲み出てきてしまいます。

ラベンダーの味は苦く、料理に移ると美味しくないので、料理中の出血にはレモンをオススメします。

また、料理中に「やけど」をすることもあるかもしれません。
その時は、ラベンダーを塗布してください。

注意すること

傷口が大きかったり、血が止まらないような時は、病院で診てもらってくださいね。

アロマセラピーはあくまでも自然療法。
アロマの力を過信せず、「いつもと違うな」と感じたら、早めに受診しましょう。

おわりに

私ごとですが・・・
昨日、カッターを使って作業をしていたところ、指を切ってしまい、血がポトポトと落ちてきました。

レモンを傷口に一滴垂らすと、指の上に滲み出ている血がサーっと逃げていきました。
が、まだ血は滲んできています。

「あれ?止まらないなあ」と思いながら、もう1滴。
「お!?止まった♪止まった♪」

傷口の上に、血糊のように血が固まり、血はもう出てきません。
そしてしばらくすると、血糊は乾き、かさぶたになりました。

一日経った今日は、かさぶたも取れてこんな感じです。

すごいでしょ!?
今日からは、傷跡を早く消すために、ラベンダーをこまめに塗ってます。

皆さんもぜひお試しください♪
あの「ピタッ」と止まる瞬間が、とっても楽しいですよ〜!!!

「止血にレモン」が最近のお気に入り♪
止血したい時、 傷跡を残さないようにとずっとラベンダーを使っていたのですが、止血だけで考えるとレモンの方が断然いい。
本当は、包丁・カッターを使うときに注意するのが一番なんだけれど。。。いつも血をどぉーっと出してしまいます。皆さんはそんなことないですよね?笑!

*精油(エッセンシャルオイル)を使用する際の注意点*
  • 精油は、医薬品ではありません。また、アロマセラピーは医療ではありません。掲載内容を基にアロマセラピーを実践される場合は、自己責任でお願いします。
  • 体質などにより、アレルギーやトラブルが起こる場合があります。精油の濃度や禁忌事項に充分注意し、ご自身の体調や体質に合わせてご活用ください。お肌や心身に不調を感じる場合は、速やかに医師の判断を仰いでください。
  • 妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できない精油があります、また、健康状態に気になることがある方や、医療機関で治療中の方は、必ず医師や専門家に相談の上、安全にお使いください。