中庸で心と身体のバランスを取る~アロマで心と身体の調和を実現②
毎日忙しく過ごしていると、どうしても「無理をしてしまう」ことがありますよね。
頑張りすぎて疲れてしまったり、逆に、気を抜きすぎて動けなくなったり…。
こんな風にアップダウンが続くと、心と身体のバランスが崩れてしまいます。
そんなときに大切なのが「中庸(ちゅうよう)」という考え方です。
今回は、アロマ(精油・エッセンシャルオイル)の香りを使って、心と身体のバランスを取る簡単な実践方法をご紹介します!
目次
「中庸(ちゅうよう)」とは?
「中庸」とは、極端に偏らず、過不足なく調和が取れている状態のことです。
中国の哲学や儒教に由来するこの考え方は、家事や育児、介護、仕事、そして自分の時間の使い方に至るまで、何事もバランスが大切だと教えてくれます。
仕事や家事、育児、介護などに追われる毎日。
つい、自分を後回しにしたり、過剰に頑張りすぎてしまったりすることはありませんか?
中庸は、こうした偏りを避けて、心と身体が調和の取れた状態を目指しています。
生活の中での中庸の実践
たとえば、家事や育児、介護に追われていると、つい自分の気持ちを押し殺し、完璧を求めすぎて疲れてしまったり、逆に後回しにして焦ったり…。
そんなとき、「今は自分の時間も大切にしつつ、家族のことも大切にしよう」と、バランスを意識することで、心も身体も楽になります。
仕事でも同じ。
毎日完璧を求めて遅くまで働いていると、心も身体も疲れ切ってしまいます。
逆に、何もしていないと焦りが募ります。
中庸を意識することで、「今、何をすべきか」を見極めて、心と身体のバランスを取ることができます。
「完璧じゃなくても大丈夫」— 中庸は完璧を目指さない
中庸の考え方は、決して「すべてを平均的にこなすこと」でも「完璧を目指すこと」ではありません。
バランスを取ることが重要です。
例えば、家事がちょっと雑になってしまったり、仕事で成果が出なくても、「今、最善を尽くせた自分」を認めてあげることが大切です。
完璧を求めすぎると、心身に無理がかかり、ストレスが溜まってしまいます。
時には「完璧じゃなくても大丈夫」と自分に許可を出すことが、心の余裕を作り、バランスを保つコツです。
中庸がもたらす心と身体の安定
疲れているときに無理をして働き続けると、身体はもちろん、心も疲れ果ててしまいます。
反対に、休みすぎて体を動かさないと、心がだらけてしまい、活力を失うことも。
「今、私にとってちょうど良い状態は何だろう?」と自分の心と身体の声に耳を傾け、無理なくバランスを取ることが中庸の実践です。
そして、心と身体のバランスが取れると、自然と安定感が生まれ、毎日が穏やかに過ごせるようになります。
忙しい毎日でも、心の余裕を持ち、健やかな身体を保つことができるんです。
私の体験:中庸を知って心と身体のバランスが変わった
私が「中庸」という考え方を初めて知ったのは、東洋医学を学び始めた時でした。
陰陽や五行の考え方が、心と身体のバランスを取るために理にかなっていると感じ、自然界の摂理に基づいて全てがバランスを保っているという考え方に深く共感しました。
その後、望診法を学び、食生活において実践を重ねることで、自分だけではなく、クライアントの身体の不調のみならず、心と身体のバランスが確実に変わっていくのを目の当たりにしました。
食生活を見直すことで、心身のバランスを取ることができると実感したんです。
香りで「ちょうど良い状態」を作る
アロマセラピーは、まさに「過剰な感情を落ち着け、不足しているエネルギーを補う」力を実感できる方法です。
食生活の見直しは大切ですが、大変!
けれど、アロマ(精油・エッセンシャルオイル)はただ嗅ぐだけで効果を感じられるのが魅力です!
例えば、焦っているときにサイプレスの香りを嗅ぐと、自然と心が落ち着き、冷静さを取り戻せます。
エネルギーが不足しているときは、ローズマリーの香りでリフレッシュし、元気をもらえます。
香りの力で、心と身体が「ちょうど良い加減」に調整される感覚を味わいました。
アロマは、まさに自分の心と身体を調整する役割を果たしてくれると実感しています
「中庸」を意識した生活が、心と身体の調和を保つ
「中庸」の考え方を意識するようになってから、無理しすぎず、休みすぎず、ちょうど良いバランスを保つことができるようになりました。
心の落ち着きや体調の安定を感じることが増え、生活の土台がしっかりと整ったように感じています。
そのバランスを取る手助けをしてくれるのが、アロマや食生活だということに気づきました。
自分の心と身体の声に耳を傾け、過剰なエネルギーを抑え、不足しているものを補うことで、自然とバランスが取れていくんです。
これこそが、まさに「自分で自分をコントロールしていく力」だと実感しています。
これがとても大切なことだと感じています。
アロマで中庸を実践する方法
アロマセラピーは、「中庸」を実践するための素晴らしいサポートになります。
心と身体のバランスを取るために、アロマの香りはとても効果的です。
過剰な感情を鎮め、不足しているエネルギーを補う役割を果たすアロマを取り入れることで、自然と「ちょうど良い状態」を作り出すことができますよ。
香りが脳に届くのはわずか0.2秒と言われており、瞬時に私たちの感情や身体に影響を与えます。
この速さが、アロマセラピーの魅力の一つです!
簡単なリセット法
①アロマ(精油・エッセンシャルオイル)を使う
精油をディフューザーで広げる、または、希釈した精油を手のひらに数滴垂らします。
(アロマストーンやコットンに落とすのでもOK)
②深呼吸しながら、その香りをゆっくりと吸い込む
香りが鼻から脳に伝わり、リラックスや安定感をもたらしてくれます。
③香りを楽しみながら、数分間静かに目を閉じる
何も考えず、香りに意識を向けるだけで大丈夫!
ほんの数分で、心がすっと軽くなる感覚を感じられるはずです。
中庸をサポートするアロマ
私は、直感で選ぶことが多いです。
その時の自分に必要な香りが自然に引き寄せられるからです。
でも、もし「過剰な感情を鎮めたい」「不足しているエネルギーを補いたい」などと思ったときには、いくつかおすすめの香りがあります。
ラベンダー
心を落ち着け、リラックスさせる代表的な香りです。
過剰な感情や考えを鎮め、穏やかな気持ちを取り戻す手助けをしてくれます。
焦っているときや眠れないとき、緊張が高まっているときにおすすめです。
ローズマリー
ベルガモット
バランスを取るのが得意な香りで、その時に必要なエネルギーを補ってくれます。
ストレスや不安を解消し、軽やかな気持ちを取り戻す一方で、滞ったエネルギーをリセットし、前向きな気持ちへと導いてくれます。
リラックスとリフレッシュ、両方をサポートする香りです。
ペパーミント
ペパーミントは、清涼感と爽快感をもたらし、心と身体をリフレッシュさせる香りです。
疲れたときや眠気が襲ってきたときには、エネルギーを補充してくれます。
また、思考がぐるぐる巡っているときには、過剰なエネルギーを鎮めて心を落ち着けてくれます。
まとめ
中庸は、心と身体のバランスを取る大切な考え方。
過剰でも不足でもない、ちょうど良い状態を意識することで、日々のストレスや不安から解放され、穏やかな毎日を送ることができます。
アロマは、そのバランスを取るための素晴らしいツールです。
自分の心と身体の声に耳を傾け、必要な香りを取り入れていくことで、中庸の実践が簡単にできるようになりますよ。
アロマの香りを使って、瞬時に心と身体のを整えていきましょう。
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*精油(エッセンシャルオイル)を使用する際の注意点*
- 精油は、医薬品ではありません。また、アロマセラピーは医療ではありません。掲載内容を基にアロマセラピーを実践される場合は、自己責任でお願いします。
- 体質などにより、アレルギーやトラブルが起こる場合があります。精油の濃度や禁忌事項に充分注意し、ご自身の体調や体質に合わせてご活用ください。お肌や心身に不調を感じる場合は、速やかに医師の判断を仰いでください。
- 妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できない精油があります、また、健康状態に気になることがある方や、医療機関で治療中の方は、必ず医師や専門家に相談の上、安全にお使いください。