ローズオットー精油が固まる理由と簡単に液体に戻す方法
ローズオットーは、ダマスクローズの花から抽出される、華やかで高貴な香りが特徴のアロマ精油(エッセンシャルオイル)です。
ローズオットーは「精油の女王」とも呼ばれるほど、その香りは特別で、心を落ち着けたり、気分をリフレッシュさせてくれます。
ただし、この精油にはひとつ気をつけたい点があります!
それは、「低温で固まることがある」ということ。
今回は、なぜローズオットーが固まるのか、その理由と、固まった場合の対処法について詳しくお伝えします。
目次
ローズオットーが固まる理由
ローズオットーは、約10度以下の低温で固まります。
これは、精油に含まれるロウ成分(ステアロプテン)などが低温で固まりやすいためです。
寒い季節や冷蔵庫で保管されている方に見られる現象ですが、品質が劣化しているわけではなく、精油の自然な特性です。
固まっても問題なく使用できますので、安心してお使いください。
ローズオットーが固まることを知らなかったら、びっくりしちゃいますよね。
固まったローズオットーを液体に戻す方法と注意点
低温で固まったローズオットーを、液体に戻す簡単な方法があります。
いくつか注意点もありますので、合わせてご紹介します。
手のひらで温める
ボトルを手のひらで優しく包んで温めるだけで、固まりが溶けて液体に戻ります。
精油が元の状態に戻り、香りも復活します。
暖かい場所に置く
寒い場所に保管していた場合、暖かい場所に移動させるだけでも溶けて元通りになります。
室温に置いておくと、少しずつ固まりが溶けますが、直射日光は避けてください。
加熱はNG!
ローズオットーを湯煎される方もいらっしゃいますが、私はおすすめしません。
精油は温度変化に敏感で、加熱すると香りや成分が損なわれる可能性があります。
また、水分が入ると品質が劣化する恐れもありますので、湯煎せず、手のひらで温めてくださいね。
私も手のひらで温めていますよ!
温める時間がないときは、ボトルをポケットに入れて、サロン準備したりしています!
本物の精油にしか見られない現象
ローズオットーが固まったり、液体に戻ったりするのは、まさに本物の精油ならではの特徴です。
精油に含まれる自然由来の成分が、温度変化によってこのように変化しますが、これは良質な証拠です。
逆に、人工的に作られた精油では、このような現象は起こりません。
なので、ローズオットーが固まったら「これは本物のローズオットーだ!」と、喜んでくださいね。
ローズオットーの保存方法
ローズオットーを長く良い状態で使用するためには、以下のポイントを守って保存してください。
精油の保存方法
- 常温で保存
ローズオットーは常温で保存するのが理想的。
極端に高温や低温の環境を避けて、安定した温度の場所に保管してください。 - 光を避ける
精油は直射日光に弱いため、光を避けることが大切。
暗い場所で保存することをおすすめします。 - ボトルの蓋をしっかり閉める
空気に触れないようにすることで、香りや品質を長持ちさせることができます。
精油の保管方法について詳しく知りたい方は
「精油の正しい保管方法~香りと品質を長持ちさせる3つのポイント」をご覧ください。
希釈されているローズオットー精油
ローズオットーは、1滴を取るためにおよそ60本ものバラの花びらが必要です。
これほど贅沢で希少な精油だからこそ、その香りや効果をより手軽に楽しめるよう、ホホバオイルで希釈されているタイプも販売されています。
ホホバオイル自体も低温で固まる特性があるため、このタイプの精油も低温で固まってしまう場合があります。
その際も、通常のローズオットー同様、手のひらで温めたり、室温に置いて徐々に液体に戻してください。
ローズオットーの特徴と魅力
ローズオットーは、その華やかな香りが特徴で、リラックスしたいときにぴったりです。
女性性を高め、心身のバランスを整えるためにも広く使われ、心地よい空間作りに役立ちます。
さらに、その豊かな香りは、日々のリフレッシュや自分へのご褒美に最適です。
もっと詳しく知りたい方は、ローズオットーについての詳細はこちらをご覧ください。
まとめ
ローズオットーが固まるのは、精油の自然な特性で、心配する必要はありません。
手のひらで温めるだけで、元の液体に戻ります。
この現象は、本物のローズオットーだからこその特別な証拠なので、安心してお使いくださいね。
正しい保存方法を守れば、香りと癒しの効果を長く楽しむことができます。
ぜひ、あなたの日常にローズオットーを取り入れて、心地よいひとときをお楽しみください♪
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アロマセラピーの専門家であるIFA国際アロマセラピストとして、アロマの効果的な使い方や選び方に関する情報をお届けしています。
さらに詳しく知りたい方は、以下の関連記事をご覧ください!
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これからもお役に立てる情報を提供していきますので、ぜひお楽しみに!
*精油(エッセンシャルオイル)を使用する際の注意点*
- 精油は、医薬品ではありません。また、アロマセラピーは医療ではありません。掲載内容を基にアロマセラピーを実践される場合は、自己責任でお願いします。
- 体質などにより、アレルギーやトラブルが起こる場合があります。精油の濃度や禁忌事項に充分注意し、ご自身の体調や体質に合わせてご活用ください。お肌や心身に不調を感じる場合は、速やかに医師の判断を仰いでください。
- 妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できない精油があります、また、健康状態に気になることがある方や、医療機関で治療中の方は、必ず医師や専門家に相談の上、安全にお使いください。