アロマオイル(精油)の選び方|プロが教える7つのチェックポイントと失敗しない購入のコツ

精油の選び方を学ぶための7つのチェックポイント。色々な精油ボトルが並んだ画像に「精油の選び方」と書かれたタイトルが載っています。

「アロマオイルを買いたいけど、どれを買って良いのか分からない…」

そんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか?

この記事では、品質の良いアロマオイルの選び方を7つのチェックポイントと共に詳しくお伝えします。

初めての方でも失敗せずに、安全で効果的なアロマオイルを選べるようになりましょう!

アロマオイルと精油の違い

まず初めに、「アロマオイル」と「精油」の違いを少しだけ知っておきましょう。

これを理解することで、これを理解することが、精油選びの第一歩です。

アロマオイルとは

  • 植物から抽出した精油を植物油(キャリアオイル)で希釈したもの
  • 合成香料を含むものも「アロマオイル」と呼ばれることがある
  • 直接肌に使用できるよう調合されているものが多い

精油(エッセンシャルオイル)とは

  • 植物から抽出した100%天然の芳香成分
  • 天然の植物からほんの少ししか採れない貴重なエッセンス
  • 高濃度のため原液のままでは直接肌につけられない(例外もあります)

この記事では、天然の精油(エッセンシャルオイル)の選び方について解説していきますね!

品質の良い精油を選ぶ7つのチェックポイント

アロマオイル(精油)を選ぶとき、チェックすべき大事なポイントがあります。

以下の7つのポイントを確認することで、質の高い精油を手に入れることができます。

遮光瓶の確認【重要度:★★★★★】

精油は紫外線に敏感で、直射日光を浴びると香りや効果が弱まることがあります。

そのため、品質の高い精油は、必ず紫外線を遮断できる瓶に入っています。

特に、茶色やコバルトブルーの遮光瓶は、精油を保存するのに最適です。

透明な瓶で販売されている精油は、品質が劣化している可能性が高いため注意が必要です。

O 良い例

  • 濃い茶色またはコバルトブルーの遮光瓶
  • ガラス素材の使用
  • しっかりとした密閉性

X 悪い例

  • 密閉性の低い容器
  • 密閉性の低い容器
  • プラスチック製の容器
茶色とブルーの遮光瓶に入った精油の画像。アロマオイルの保存方法に適した容器。

適正価格の確認 【重要度:★★★★★】

精油の価格は、植物の種類や抽出方法、産地によって大きく異なります

例えば、ローズやジャスミンは非常に高価で、手間暇かけて抽出された高品質な精油です。

そのため、極端に安い価格で販売されている精油は、品質に疑問を感じる場合があります。

適正価格の目安を以下に示しますので、参考にしてください。

価格の目安

  • ラベンダー(5ml):1,000円〜2,000円
  • ローズ(5ml):20,000円〜30,000円
  • ジャスミン(5ml):15,000円〜25,000円

要注意の価格帯

  • ローズやジャスミンが5mlで数千円
  • 全種類が同一価格
  • 市場価格の半額以下

ラベル表示の確認 【重要度:★★★★★】

品質の良い精油には、以下の情報が明確に表示されています。

  • 精油の和名と英名
  • 100%ピュア または ナチュラル表記
  • 学名
  • 原産国
  • 抽出部位
  • 抽出方法
  • 製造ロット番号
  • 開封期限または消費期限

その中でも特に重要なのは、「100%ピュア」または「100%ナチュラル」と記載された表記です。

これらの表記があることで、その精油が純粋で合成成分を含まない、天然の精油であることを示しています。

もし「ピュア」や「ナチュラル」が記載されていない場合、合成香料や他の化学成分が含まれている可能性があるため、注意が必要です。

以下のポイントも、精油の品質を見極めるために確認しておきましょう。

学名の確認 【重要度:★★★★】

学名は精油の種類を正確に特定するための重要な情報です。

学名が記載されていない場合、その精油が本物かどうかを判断することが難しくなります。

学名確認のポイント
  • イタリック体やアンダーラインで表記されている
  • 属名と種名の2つの単語で構成されている
  • 例:ラベンダー の場合「Lavandula angustifolia」
      このように表記されていると、品質が保証された純粋な精油であることが分かります。

精油の名前は、メーカーによって違う場合があります
購入したい精油が決まっているときは、学名もメモしておき、精油名と同時に学名もチェックすると良いですよ。

ロット番号の確認【重要度:★★★★】

天然の精油は、ロットによって香りや成分が異なります。

ロット番号確認のポイント
  • テスターと購入品のロット番号の一致
  • 製造年月日の確認
  • オンライン購入時は最新ロットの確認

天然の精油は、ロットごとに香りが異なります。

店頭で気に入った香りを見つけた場合、テスターと商品が同じロット番号か確認することをおすすめします。

時には、別のロット番号のものが並んでいることがあるため、ボトルを開けたときに香りが違ってがっかりしないよう、事前にチェックしておきましょう。

開封期限の確認【重要度:★★★★】

精油には合成保存料が含まれていないため、期限管理が重要です。

日付確認のポイント
  • 開封後使用期限
  • 消費期限
  • ボトリング日

成分分析表の確認【重要度:★★】

精油の成分分析表は、製品の品質が高いことを証明する大切な資料です。

分析表があると、品質に自信を持って使うことができます。

ただし、分析表には専門的な成分名が並んでいるため、初めて見る方には難しく感じるかもしれません。

でも、成分分析表があることで「この精油は安心して使っても大丈夫だな」という目安にできます。

最近では、成分分析表をあらかじめ用意していないメーカーも増えてきているので、信頼できるお店で購入することをおすすめします。

精油は、ロットごとに香りや成分が少しずつ異なります。

つまり、同じ精油でも、毎回効果が全く同じとは限らないということです。

成分分析表を見ると、今回はどの成分が強く感じられるのか、どんな作用が優れているのかが分かるんですよ。

まとめ

アロマオイルは、正しい知識を持って選べば、日々の生活に素晴らしい効果をもたらしてくれます。

この記事で紹介したチェックポイントを参考に、ご自身に合ったぴったりな香りを見つけてください。

精油選びで最も重要なのは、

  • 遮光瓶に入っているか
  • 適正価格の確認
  • ラベルをしっかり見る

の、この3つです。

そして、ラベルの見方をマスターすれば、怖いものなしですね!

アロマオイル選びを楽しみながら、安全でリラックスできる精油を手に入れて、日々のリフレッシュや心地よい空間作りに役立ててくださいね。

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*精油(エッセンシャルオイル)を使用する際の注意点*
  • 精油は、医薬品ではありません。また、アロマセラピーは医療ではありません。掲載内容を基にアロマセラピーを実践される場合は、自己責任でお願いします。
  • 体質などにより、アレルギーやトラブルが起こる場合があります。精油の濃度や禁忌事項に充分注意し、ご自身の体調や体質に合わせてご活用ください。お肌や心身に不調を感じる場合は、速やかに医師の判断を仰いでください。
  • 妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できない精油があります、また、健康状態に気になることがある方や、医療機関で治療中の方は、必ず医師や専門家に相談の上、安全にお使いください。