【レモングラスの使い方】お風呂でデトックス!精油を使った入浴剤の作り方

一日の終わりに、湯気の向こうからふわりと立ちのぼるレモングラスの香り。
その爽やかでほんのり甘いレモングラス精油の香りが、疲れた心と体をやさしく包み込み、気持ちまで軽やかに整えてくれます。
アロマ精油を取り入れたお風呂時間は、慌ただしい日々の中で自分をリセットする大切なひととき。
湯船に浸かりながら深呼吸をすると、心の奥まで澄んでいくような心地よさを感じられるはずです。
今回は、レモングラス精油のお風呂での使い方を中心に、精油を使った手作り入浴剤の作り方やおすすめのアロマブレンド、そしてレモングラス精油を安心して使うためのポイントなどを分かりやすくご紹介します。
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目次
レモングラスの使い方|お風呂での精油の楽しみ方

レモングラスの使い方の中でも、お風呂で香りを楽しむ方法はとても人気があります。
いつものバスタイムに、レモングラスの香りを取り入れるだけで、少し特別な時間に。
湯気とともにふんわり広がる香りが、気分をすっきりと整え、心まで軽やかにしてくれます。
ここでは、レモングラスの香りをお風呂で楽しむ2つの魅力をご紹介します。
- ゆったりと過ごせるリラックスタイム
湯船に浸かると、体の芯までじんわりと温まり、自然と呼吸も深くなっていきます。
そこに、レモンを思わせるような爽やかなレモングラスの香りが加わると、心まで清々しく整うようです。
香りに包まれながら、今日一日の自分をそっと労わるような時間を過ごしてみてください。 - 香りのスイッチで気持ちをリセット
明るく軽やかなレモングラスの香りが湯気とともに広がると、自然と前向きな気持ちに。
気分を切り替えたい夜や、疲れをリセットしたいときにもおすすめです。
お風呂上がりには、心がすっと落ち着き、明日へと向かうやさしい余韻を感じられるでしょう。

CHIKAKO
レモングラスの香りをお風呂でゆっくり楽しむと、自然と呼吸が深まり、心が軽くなるようなひとときを感じられます。
一日の終わりを前向きに過ごしたい方に、ぜひおすすめしたい香りです。
次に、実際に自宅で楽しめるレモングラス精油を使った入浴剤の作り方をご紹介します。
レモングラス精油を使った入浴剤の作り方

レモングラス精油を使った入浴剤の作り方はとても簡単です。
塩をベースにしたバスソルトや、植物油を使ったバスオイルなど、好みに合わせて気軽に楽しめます。
香りがしっかりしている精油は、濃度や混ぜ方(乳化)に注意して使うことが大切。
直接肌につけると刺激を感じることがあるため、以下のレシピを参考に必ず薄めて使用してください。
手作りバスソルト
湯気とともに香りをふんわり広げられるのが、バスソルトの魅力。
お風呂全体がレモングラスの香りに包まれ、心地よいリラックスタイムを演出してくれます。
しかも、家にある塩で簡単に作れるのもうれしいポイントです。
材料と目安
| 項目 | 内容 |
| 主な材料 | 天然塩(岩塩・粗塩・エプソムソルトなど)30g |
| 精油使用量 | レモングラス精油 1 ~2滴 |
| ポイント | 精油は塩によく混ぜてから使うと、香りがまろやかに広がります。 |
作り方
- 混ぜる
小皿などの容器に塩30gを入れ、レモングラス精油を1〜2滴加えます。
スプーンで全体が均一になるようによく混ぜましょう。 - なじませる
保存容器に入れ、半日ほど置くと香りが塩になじみやすくなります。 - 使う
入浴直前に湯船に入れ、よくかき混ぜてから入浴します。
▼手順の詳しい説明は、「バスソルトを手作り!伯方の塩とアロマで作る入浴剤レシピと注意事項」をご覧ください。
手作りバスオイル
バスオイルはお湯に精油がしっかりと溶け、しっとりした肌触りを楽しめるのが特長。
肌の乾燥が気になる季節にもぴったりです。
材料と目安
| 項目 | 内容 |
| 主な材料 | キャリアオイル(ホホバオイル・スイートアーモンドオイルなど)50ml |
| 精油濃度の目安 | レモングラス精油 1〜2滴 |
| 乳化方法 | 乳化剤(ポリソルベート20など) オイルと同量〜倍量 |
| ポイント | オイルと乳化剤をしっかり混ぜ、白濁した状態にしてから使うと香りが均一に広がります。 |
作り方
- 調合
遮光瓶にキャリアオイル10mlとレモングラス精油1滴を入れ、軽く振って混ぜます。 - 乳化
別の容器に移し、乳化剤10〜20mlを加えて全体が均一に混ざるまで振ります。 - 使う
お湯に大さじ1杯ほど入れ、軽く混ぜてから入浴してください。
▼詳しい手順は、「バスオイルを手作り!乳化剤を使った「なめらか入浴剤」で至福のアロマ時間」をご参照ください。
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レモングラス精油で作る入浴剤 ブレンドレシピ3選

レモングラス精油は単体でも十分楽しめますが、他の香りと組み合わせると、より豊かで心地よいバスタイムに。
ここでは、初心者でも作りやすいおすすめのブレンドレシピを3つご紹介します。
① ゆったりとした夜に|レモングラス+ラベンダー
夜のリラックスタイムには、レモングラスとラベンダーのブレンドがおすすめです。
ラベンダーのやさしい香りが、レモングラスの爽やかさをほどよく包み込み、穏やかな時間を作ってくれます。
ブレンド目安(バスソルト30g または植物油50mlあたり)
- レモングラス 1滴
- ラベンダー 1滴
湯船に入れると香りがふんわり広がり、心地よく一日を締めくくれます◎
② 気分をすっきり切り替えたいとき|レモングラス+オレンジ+ペパーミント
朝や気分をリフレッシュしたいときには、レモングラスにオレンジとペパーミントをプラス。
オレンジの甘くフルーティーな香りと、ペパーミントの爽やかさが合わさることで、気持ちまでぱっと明るくなるバスタイムを楽しめます。
ブレンド目安(バスソルト30g または植物油50mlあたり)
- レモングラス 1滴
- オレンジ 1滴
- ペパーミント 1滴
ポイント:ペパーミントは清涼感が強めなので、初めて使うときは0.5滴から試すと安心です。
湯船に入れると香りがふんわり広がり、朝の準備や気分の切り替えにぴったりです。
③ 運動後のケアにおすすめ|レモングラス+ローズマリー+ユーカリ
運動後や疲れを感じた日のバスタイムには、レモングラスとハーブ系精油のブレンドが爽やかでおすすめです。
ローズマリーやユーカリの香りがほどよく広がり、呼吸もすっきり。
体も心も軽やかに整える時間になります。
ブレンド目安(バスソルト30g または植物油50mlあたり)
- レモングラス 1滴
- ローズマリー 1滴
- ユーカリ 1滴
ポイント:ユーカリは香りが強めなので、初めて使うときは少なめから調整してください。
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レモングラス精油をお風呂に使う際の注意点

レモングラス精油は香りがしっかりしている分、肌に刺激を感じることがあります。
安全に、そして心地よく楽しむためのポイントを押さえておきましょう。
お風呂で安全に楽しむための注意点
レモングラスアロマバスの心地よさを最大限に引き出すために、以下の点に注意しましょう。
- 原液は使わず乳化させる
精油は水に溶けません。
そのまま湯船に入れると肌に刺激になることがあります。
必ずキャリアオイルやバスソルトなどに混ぜて、お湯に均一に広げましょう。 - はじめは少なめから
初めて使うときや肌が敏感な方は、規定量より少なめ(1滴以下)から試すのがおすすめです。 - 入浴時間と湯温の目安
10〜15分を目安に、無理のない時間でゆったり浸かりましょう。
お湯の温度は38〜40度くらいが香りも楽しめて肌にもやさしいです。 - 湯上がり後のケア
タオルで軽く押さえるように水分を拭くと、香りとしっとり感を長く楽しめます。
レモングラス精油|安全に使用するための基本ルール
レモングラス精油を安心して楽しむには、使い方の基本を押さえることが大切です。
ちょっとした工夫で、心地よい香りのバスタイムをより安全に、快適に楽しめます。
- 原液の直接使用・飲用は厳禁
精油は高濃度で刺激が強いため、肌への原液塗布、飲用、点眼は絶対に避けましょう。
キャリアオイルやバスソルトなどで希釈・乳化して使うことが基本です。 - 肌に使う際は必ず希釈とパッチテストを
レモングラスは刺激が強めの精油です。肌に塗布する場合は低濃度(1%以下)に希釈してください。
初めての方は、必ずパッチテストで異常がないか確認してから使いましょう。 - 健康状態による使用制限
妊娠中・授乳中の方や乳幼児は使用を控えるか、事前に医師や専門家に相談してください。
体調が不安定な方や持病がある方も同様です。
より詳しい禁忌(使用制限)や精油の正しい保管方法については、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
▶レモングラス精油の禁忌や注意は?妊娠中に使えないといわれる理由も解説
▶精油の正しい保管方法~香りと品質を長持ちさせる3つのポイント
お風呂での使用に関するよくある質問Q&A

これまでご紹介したことをふまえながら、よくある疑問にお答えします。
-
精油を直接お湯に垂らしてもいいですか?
-
原液の精油はそのままお湯に入れないでください。
精油は水に溶けないため、肌に刺激になることがあります。
必ずキャリアオイルやバスソルトに混ぜて乳化させると、香りもやさしく広がり、安心して楽しめます。精油を使ったお風呂で「ピリピリするのはなぜ?」という疑問は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶アロマのお風呂で痛いのはなぜ?精油がピリピリする理由と対処法【体験談】
-
湯船に浸かる時間はどのくらいがいいですか?
-
10〜15分が目安です。
香りと温もりを楽しみながら、無理のない時間でゆったり浸かるのがおすすめです。
短めのバスタイムでも、香りに包まれるだけで十分リラックスできます。
-
妊娠中や敏感肌でも使えますか?
-
事前の確認が安心です。
妊娠中や敏感肌の方は、必ず医師や専門家に相談してください。
体調が不安定なときや肌に違和感がある場合は、無理に使わず控えるのが安心です。
まとめ|バスタイムで心身を軽やかにリセットしよう
今回は、レモングラス精油のお風呂での使い方や手作り入浴剤の作り方、おすすめブレンドレシピ、注意点まで、バスタイムをもっと心地よくする方法をご紹介しました。
この記事のポイント
- 香りでリフレッシュ
レモングラスのすっきりした柑橘系の香りが、肩や頭に残ったモヤモヤをすっと晴らしてくれます。 - 温浴で体も心もリセット
湯船に浸かると、温かいお湯でじんわりと体がほぐれ、気分も自然に落ち着きます。 - 手作り入浴剤で楽しむ
バスソルトやバスオイルを自分で作り、原液は避けつつ少量から試すと安心。
お湯に均一に広がることで香りもやさしく楽しめます。 - 香りのブレンドで多彩な時間に
ラベンダーで穏やかに、オレンジで軽やかに、ユーカリでさっぱりと。
気分や目的に合わせて調整することで、香りの体験がより豊かになります。
レモングラス精油をお風呂で使うと、毎日のバスタイムを「軽やかにリセットする癒しの時間」に変えてくれます。
爽やかな香りと温かいお湯で、呼吸も自然に深まり、心も体もゆったりほぐれるひとときを感じてみてください。

CHIKAKO
ぜひ、レモングラス精油でほっとリラックスできる時間を、自分の暮らしに取り入れてみてくださいね。
関連記事ガイド
レモングラス精油のお風呂での使い方を学んだら、さらに知識を深めて香りの世界を広げてみませんか。
安全な使い方やブレンドの方法を知ることで、アロマの時間がより楽しく心地よいものになりますよ。
気になる記事をチェックして、あなたのレモングラスのバスタイムをさらに豊かにしてみてください。
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執筆・監修者情報
佐藤千佳子(さとうちかこ)
アロマエサンス 主宰 / 英国IFA認定アロマセラピスト・ラストーンセラピスト
過去に心と体のバランスを崩し、自分を見失った経験を持つ。
【心と体のバランスを導くセラピスト】 アロマセラピー、クリスタルヒーリング、東洋医学(望診法・韓方茶)などの知識を融合。この独自のトリプルアプローチで、乱れた心身のバランスを再構築するサポートを行う。
心と体に向き合い、お客様が本来持つ 自己肯定感 と、ありのままの自分らしさを愛する力を引き出すことに定評あり。
*ご利用にあたっての注意点*
当ブログは、アロマセラピストである筆者の知見に基づき、精油や植物の活用法についてご紹介しています。
■スピリチュアルな解釈について
記事内で触れるスピリチュアルな内容は、科学的な根拠に基づくものではなく、特定の効果を保証するものではありません。あくまで一つの考え方としてお楽しみいただき、ご自身の判断でお役立てください。
■精油のご使用について
精油は医薬品ではありません。アロマセラピーは医療行為ではないため、当ブログの内容は治療や診断を目的とするものではありません。 体質や体調にご注意の上、ご自身の判断と責任において安全にご利用ください。万が一、心身に異常を感じた際は、すぐに使用を中止し、医師にご相談ください。 妊娠中の方、持病をお持ちの方、高齢者の方、医療機関で治療を受けている方は、必ず事前にかかりつけの医師や専門家にご相談の上、ご使用ください。




