精油の保管の仕方①〜精油の劣化を進行させる三大悪条件
こんにちは。アロマセラピストの佐藤千佳子です。
あなたは、精油をどこに置いていますか?
ダイニングテーブル?洗面所?窓辺?
置き場所は人それぞれだと思います。
しかし、精油は「いい香り」というだけでなく、脳や身体・心にも影響を与えると知った今、精油は良い状態で保管して、長く楽しみたいですよね。
一本一本香りを試しながら見つけた、とっておきの精油だとなおのこと。
今日はそんなあなたのために、アロマ精油の保管の仕方についてお話いたしますね。
精油の使用期限は、基本的には、封を切ってから1年間、柑橘系の精油は半年です。
私はすぐに忘れてしまうので、蓋を開けた日をメモしているんですよ。
とはいえ、精油は天然のものなので、保管の仕方次第では、質が劣化しやすくなってしまい一年ともたないことも。
劣化を防ぐには、精油の酸化をいかに防ぐか?ということがポイントとなってきます。
そのポイントとは?
精油の劣化を進行させる三大悪条件があるんです。
その三大悪条件とは???
①高温 ②湿気 ③空気
です。
一つずつ避けるべき場所を見ていきますね。
【避けるべき三大悪条件&場所】
①高温を避ける
熱によって酸化は進みます。直射日光があたる場所や火のそばは避けましょう。
火のそばは、酸化を早めるだけでなく、精油には「可燃性」という特性があり、引火する恐れがあるので絶対に置くのはやめましょう。
②湿度を避ける
水気も酸化を早めます。お風呂や洗面所などの水回りは避けましょう。
③空気を避ける
「え?空気って普通にあるよね」と思った方も多いはず。
空気というのは、ここでは酸素のことです。つまり、精油を使ったら、蓋は開けっ放しにしないで、すぐにきっちりと閉めましょう。精油の蓋を開けたままにしておくと、酸化が進むだけでなく、身体にとっても良い有効成分もどんどん逃げていってしまいます。
つまり、保管するのに適した場所は、直射日光の当たらない「冷暗所」です。
おすすめは、あまり使わないお部屋や押し入れ、クローゼット、引き出しの中など。
そして、蓋は酸素が入らないように、きっちり閉めましょうね。
もしあなたが、陽の当たる窓辺や洗面所になどに置いている場合は、即移動させましょう!
次回は、保管におすすめの容器についてお話しますね。
*精油(エッセンシャルオイル)を使用する際の注意点*
- 精油は、医薬品ではありません。また、アロマセラピーは医療ではありません。掲載内容を基にアロマセラピーを実践される場合は、自己責任でお願いします。
- 体質などにより、アレルギーやトラブルが起こる場合があります。精油の濃度や禁忌事項に充分注意し、ご自身の体調や体質に合わせてご活用ください。お肌や心身に不調を感じる場合は、速やかに医師の判断を仰いでください。
- 妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できない精油があります、また、健康状態に気になることがある方や、医療機関で治療中の方は、必ず医師や専門家に相談の上、安全にお使いください。