アロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)の選び方
最近は、手軽にアロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)を購入できるようになってきましたね。
アロマセラピー専門店だけではなく、デパートなどのコスメコーナー、インテリアショップや雑貨屋さん。
そして、お土産やさんなどでも!!
そんな状況ですから、
「どこで精油を購入したらいいの?」
「どんなものが安全なの?」
と、ご質問をいただくことが多くなりました。
挙げ句の果てに
「多すぎて選ぶのが億劫。。。だからいつも何も買わず帰ってきてしまうんです」
という方まで。
あ〜ん、それは勿体無いっ!!
そこで今回は、アロマオイルの選び方についてご紹介いたします。
「アロマオイル」というと、合成のものも含まれてきます。身体に使用するアロマオイルについてのお話ですので、ここでは「精油(エッセンシャルオイル)」という表現でお伝えしていきますね。
精油(エッセンシャルオイル)の選び方
品質の良い精油を選ぶ3つのチェックポイント
①遮光瓶に入っているかどうか
精油は、直射日光(紫外線)に弱いため、茶色やブルーなどの遮光瓶に入っています。
②価格
植物から抽出できるエッセンシャルオイルの量は、植物によって全く違います。
そのため、エッセンシャルオイルの価格には幅があります。
(5ml : 1,000円前後〜30,000円前後まで)
ですので、あまりにも価格が安いものや、全種類同一価格のものは避けるようにしましょう。
特に、専門店以外で購入する場合やネット通販などで購入する際は気をつけてください。
③ラベル
精油のラベルや箱に、必要な情報が書かれているか確認しましょう。
・精油の名前
・100%ピュア ナチュラルであること
・学名が書いてある
・原産国
・抽出部位
・抽出方法
・製造ロット番号
・開封期限 or 消費期限 など
精油の成分は、身体の中に浸透していきますので、天然のものであると安心して使えますね。
精油の呼び方は、メーカーによって違うことがあります。
購入したい精油が決まっているときは、学名もメモしておき、精油名と同時に学名もチェックすると良いです。
天然の精油は、ロットごとに香りが違います。
店頭で気に入った香りを見つけたら、テスターと商品のロット番号が同じであるか確認しましょう。
時々、別のロット番号が置かれていることがあります。ウキウキ、ボトルを開けたら香りが違ってがっかり。。。なんてこともありますので、お気をつけくださいね。
また、精油には、合成保存料などは入っていません。
そのため、ボトルには必ず開封期限や消費期限が明記されているので確認しましょう。
(メーカーによっては、ボトリングされた日付が記載されている場合もあります。)
・成分分析表があるとより安心です(別紙で用意されています)
ロットごとに香りが違うということは、入っている成分が違うということ。
つまり、毎回効果が全く同じではないということなのです。
成分分析表を見ると、今回の香りはどんな作用がより強いのか?ということが分かるんですよ。
しかし、専門用語がずらりと並んでいるので、一般の方には難しいと思います。
「分析表があることで、身体に付けてもよいものなのだな」という目安としてお使いください。
メーカーではなく、あなたの鼻で好きな香りを選びましょう
上記3つのチェックポイントを満たすメーカーが見つかったら、次に大事なのは「あなたの鼻」です。
ワインが産地や年によって香りや味が全く違うように、
実は、精油も産地や収穫時期によって全く香りが違うということをご存知ですか?
つまり、メーカーによって香りの特性が違うということです。
ですので、「〇〇社のラベンダーは嫌いだけれど、●●社のラベンダーは大好き!」ということがよくあります。
あなたの苦手な香りを嗅ぎ比べるのもよし、好きな香りを嗅ぎ比べるのもよし!
全部の香りをかぐと分からなくなると思うので、「嗅ぎ比べたい一本」を決めて、色々なメーカーの香りを試してみてくださいね。
その過程で、きっとあなたの好きな香りが見つかりますよ。
おわりに・・・
アロマセラピーを楽しく長く続けるには、「好きな香り」が一番です。
アロマセラピーで心身の不調が改善されたり、より自分らしい生き方へとステージアップされた人たちをこの目でたくさん見てきました。
ぜひ、ご自身の感性を信頼し、大好きな一本を見つけてくださいね。
アロマセラピーはとっても楽しいです!
あれこれ悩む前に、まずは精油を使ってみることから始めましょう。
精油を使用しているうちに、自然とあなたの視野が広くなり、精油の選び方などが変わってきますよ。
困った時に相談できるお店やアロマセラピストさんを見つけておくとより安心ですね♪
*精油(エッセンシャルオイル)を使用する際の注意点*
- 精油は、医薬品ではありません。また、アロマセラピーは医療ではありません。掲載内容を基にアロマセラピーを実践される場合は、自己責任でお願いします。
- 体質などにより、アレルギーやトラブルが起こる場合があります。精油の濃度や禁忌事項に充分注意し、ご自身の体調や体質に合わせてご活用ください。お肌や心身に不調を感じる場合は、速やかに医師の判断を仰いでください。
- 妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できない精油があります、また、健康状態に気になることがある方や、医療機関で治療中の方は、必ず医師や専門家に相談の上、安全にお使いください。