サイプレスってどんな植物?〜効能編
2回にわたって、サイプレスってどんな植物なのかお話してきました。
今日は、いよいよ「精油として使うとどんな効果があるのか?」ということをお話しますね。
サイプレスの精油は、「葉」と「小枝」から蒸留されます。
香りとしては、「ウッディ&スモーキー」。深い森林や薫香を思わせる針葉樹の香りです。
サイプレスの香りは、男性も好きな方が多く、男性用化粧品にもよく使われているんですよ。
では、どんな風に役立つのか。3つに分けて見ていきますね。
1.心に対するはたらき
心身を浄化し、心のブロックを取り除いてくれます。
リラックス効果もあるので、イライラしているときや、心を見透かされたくなく、喋り続けてしまうような時におすすめです。
2.身体に対するはたらき
サイプレスは、体液をコントロールするのが得意です。
代表的なものは以下の通りです。
①循環器系:足のむくみやだるさ、セルライト、静脈瘤、痔疾
②生殖器系:PMS(月経前症候群)、月経不順、生理痛、重い月経、更年期障害
また、鎮痙作用があるので、他にも以下のようなときにおすすめです。
③呼吸器系:せき(風邪、気管支炎、百日咳、喘息など)
④筋肉のコリを和らげてくれる効果があるので、リウマチなどにも。
3.肌に対するはたらき
潤い不足の肌や汗をかきやすい肌におすすめです。
注意しておくとよいことは、子宮を収縮させる力があるので、妊娠中は使用をお休みすることです。
香りから連想すると、サイプレスは男性的なイメージなのに、月経トラブルにも有効っていう点が面白いなあと感じています。
なんだか悶々としているときって、身体を動かすのも億劫になりますよね。
そうすると、体液&血液循環が悪くなり、足がむくんでしまったり、月経痛がいつもよりひどくなるということに。
そんな経験をしていることも1度や2度あるのでは?
また、その逆「足がむくむ→からだが重くなる→腰が重くなる」につながるんですよ。
身体と心はつながっているんですよね。
新しい流れを作り出したいとき
足がむくんでいるとき
月経トラブルがあるとき
こんなときに、心身のケアの一本として、サイプレスを使ってみてくださいね。
きっと、心身のすべてにおいて、良い流れを作り出してくれますよ。
*精油(エッセンシャルオイル)を使用する際の注意点*
- 精油は、医薬品ではありません。また、アロマセラピーは医療ではありません。掲載内容を基にアロマセラピーを実践される場合は、自己責任でお願いします。
- 体質などにより、アレルギーやトラブルが起こる場合があります。精油の濃度や禁忌事項に充分注意し、ご自身の体調や体質に合わせてご活用ください。お肌や心身に不調を感じる場合は、速やかに医師の判断を仰いでください。
- 妊娠中の方をはじめ、持病がある方、高齢者の方は使用できない精油があります、また、健康状態に気になることがある方や、医療機関で治療中の方は、必ず医師や専門家に相談の上、安全にお使いください。