マンダリン精油のスピリチュアルな意味とサイン～自分らしさを輝かせる香り
SATO
最近、なんだか自分が自分じゃないような気がする…
忙しさに追われたり、まわりの期待に応えようとしているうちに、ふと「本当の自分」がどこかへ隠れてしまったように思うことがあります。
そんなとき、そっと心を照らしてくれるのが、マンダリン精油の香り。
オレンジに似た甘くやさしい香りは、まるで陽だまりの中でひなたぼっこしているような安心感を与えてくれるといわれています。
この記事では、マンダリン精油（エッセンシャルオイル）の「スピリチュアルな意味」や「香りに惹かれるときの心のサイン」、 そして「日常に取り入れやすいおすすめの使い方」をご紹介します。
マンダリン精油のスピリチュアルな意味とは？
マンダリン精油は、「自分の本質的な価値」を思い出させてくれる香りとして、多くの人に愛されています。
日々の暮らしのなかで、私たちはつい「こうあるべき」「期待に応えなきゃ」と、知らず知らずのうちに自分らしさにフタをしてしまうことがあります。
まるで陽だまりに包まれるような、あたたかくてほっとするその香り。
ふっと香りに触れると、
「もっと自由に笑っていいんだよ」
「素直な気持ちを出しても、大丈夫だよ」
そんな見えないメッセージが届くように感じられるかもしれません。
スピリチュアルな視点で見たマンダリン精油の香りの意味
マンダリン精油は、次のような心への働きかけがあるといわれています。
- 内なる子ども（インナーチャイルド）とやさしくつながる
- 自分を認める気持ち（自己肯定感）を育てる
- 新しいスタートをそっと応援する
- 安心感とぬくもりをもたらす
- こわばった気持ちをやわらげ、心を軽やかにする
CHIKAKO
心が窮屈に感じるとき、頑張りすぎて本当の自分を見失いそうなとき、マンダリンの香りは、「そのままで大丈夫」と、やさしく語りかけてくれるようです。
マンダリンの名前と、豊かさを象徴する背景
マンダリンは、古くから中国やインドで栽培されてきた柑橘のひとつです。
その名前は、中国の高級官僚「マンダリン（Mandarins）」に由来すると言われています。
気品のある果実の姿が、知性や上品さの象徴として重ねられたのかもしれません。
また、中国ではマンダリンの果実が「富」や「繁栄」「幸運」の象徴とされ、特に旧正月などの祝い事には、明るい橙色の果実が「金の実」として贈られる習慣もあります。
そのまるく豊かな形と、あたたかく明るい色合いは、「豊かさ」「新しいはじまり」「幸せの兆し」を連想させ、人々の心に希望を灯す存在として大切にされてきたのです。
マンダリン精油が放つ、やわらかくフルーティーな香りには、そんな文化や歴史が積み重ねた「見えない祝福」が、込められているのかもしれないね！
マンダリン以外にも、アロマ精油にはさまざまな柑橘系の香りがあります。それぞれのスピリチュアルな意味については、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
マンダリン精油に惹かれるときの心のサイン
「最近、なぜかマンダリンの香りが気になる」
そんなときは、やさしさや安心感を求めていたり、「本当の自分」を思い出したがっているのかもしれません。
私自身、マンダリン精油に惹かれた時期は、まわりの期待に応えようとがんばりすぎていたときでした。
香りにふれた瞬間、まるで「肩の力を抜いて、あなたそのままでいいんだから」と語りかけられているような気がして、ホッと涙がこぼれそうになったのを覚えています。
僕もマンダリンの香りをかぐと、自然と無駄な力が抜けていく感じがするよ！
たとえば、マンダリンの香りに惹かれるのは次のようなときが多いようです。
- 「ちゃんとしなきゃ」と思いがちなとき
- 自分に厳しくなりすぎているとき
- 気持ちを自由に表現できていないとき
- 自己肯定感が揺らいでいるとき
- 新しい環境に一歩踏み出そうとしているとき
香りが惹かれるときは、心がサインを出しているのかも。
マンダリンは「もっと軽やかに、自分らしく生きていいよ」と教えてくれているのかもしれません。
▼マンダリン(タンジェリン）精油の特徴やストーリー、使い方などについてはこちらの記事で紹介しています。
マンダリン精油のスピリチュアルな使い方
マンダリン精油は、ほっと気持ちをゆるめたいときや、「なんだかうまくいかないな」「私らしくいられないな」と感じるときに、やさしく寄り添ってくれる香りです。
ここでは、マンダリンの香りを気軽に取り入れる方法を３つご紹介します。
1. 香りのお守りを身につける
～インナーの胸もとにそっとしのばせて～
朝の身支度の仕上げに、コットンにマンダリン精油を1滴。
それを、インナーの胸もと（肌に直接触れないように）にそっと忍ばせてみてください。
香りがほのかにただよって、自分の心にやさしく寄り添ってくれるような感覚があるかもしれません。
こころに向けたやさしい言葉（アファメーション）
「私は今日も、私らしく心地よく過ごします」
「私はそのままで価値ある存在です」
CHIKAKO
精油をたらした面が肌に触れないように、内側に折りたたんでからインナーにしのばせてくださいね。
2. おへそ周りをやさしくケア
～自分をいたわる大切な時間に～
「なんだか落ち着かないな」「自信が出ないな」と感じるときは、キャリアオイル（植物オイル）でマンダリン精油をうすめて、おへそのまわりにやさしくぬります。
手のひらでおなかをあたためるようにそっとふれて、ゆっくり深呼吸。
マンダリンの香りとぬくもりで、心がふわっとやわらかくなっていくのを感じられるかもしれません。
こころに向けたやさしい言葉（アファメーション）
「私は私のままで大丈夫。私は私を愛しています」
「私の中には、美しく輝く光があります」
3. 香りに包まれるアロマバス
～おやすみ前のリセットタイムに～
がんばった一日をそっとしめくくる夜には、マンダリン精油を使ったお風呂でリラックス。
天然塩（大さじ1）にマンダリン精油を1〜2滴まぜて、お湯に溶かしてみましょう。
湯気とともにやさしい香りが広がって、体も気持ちもふんわり軽くなるような心地よさを感じるかもしれません。
こころに向けたやさしい言葉（アファメーション）
「私は今、安心の中にいます。すべてはうまくいっています」
「今日もがんばった私を、やさしく褒めてあげます」
▼バスソルトの作り方については、こちらの記事で解説しています。
テーマ別・マンダリン精油の香りレシピ
マンダリン精油をさらに楽しみたい方のために、「自分らしさ」「内なる輝き」「女性性」など、テーマにしたブレンドをご紹介します。
どれも初心者の方でも試しやすい、やさしい香りの組み合わせです。
1. 自分らしさを思い出す ― 内なる太陽ブレンド
マンダリン(タンジェリン） 3滴 ＋ フランキンセンス 1滴
自信がゆらぎそうなときや、自分をもっと大切にしたいときに。
マンダリンの黄金のような明るさと、フランキンセンスの落ち着きがそっと寄り添います。
香りに包まれながら、「私は、私のままで価値がある」と思い出せるブレンドです。
2. 内なる輝きを取り戻す ― 自分軸しっかりブレンド
人と比べて落ち込んでしまったときや、新しい一歩を踏み出したいときに。
ふたつの柑橘のやさしく明るい香りが、心にそっと寄り添ってくれます。
「私は私でいい」と、軽やかに思い出させてくれるブレンドです。
3. 女性性をやさしく整える ― 輝きブレンド
マンダリン 2滴 ＋ ゼラニウム 1滴 ＋ イランイラン 1滴
自分らしい美しさを大切にしたいときや、女性らしさをやさしく整えたいときに。
マンダリンのやわらかさに、ゼラニウムとイランイランの華やかさが加わり、
「私らしさ」を素直に表現するサポートをしてくれる香りです。
タンジェリンとマンダリンの違いについては、以下の記事でご紹介しています。
香りを楽しむヒント
今回ご紹介したブレンドは、以下のような方法で気軽に楽しめます。
- ディフューザーで10分ほど香らせる
- アロマストーンに垂らしてバッグに入れる
- ホホバオイルなどで1〜2％に希釈して、ロールオンに
（※肌に使用する場合はパッチテストをおすすめします）
CHIKAKO
どのブレンドに惹かれましたか？
今の気分に合う香りを、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
マンダリン精油は、あなたの「本質的な輝き」をそっと照らす香り。
自分を見失いそうなとき。
誰かと比べて、心が揺れてしまうとき。
そんなときこそ、マンダリンの香りをそっと取り入れてみてください。
「私は私のままで大丈夫」
そう思えるぬくもりを、そっと届けてくれるはずです。
自分らしさに誇りを持って、一歩踏み出すあなたをマンダリンの香りがそっと背中を押してくれますように。
