ラベンダーを寝る前に使うとよいのはなぜ?その理由と精油の使い方を解説

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ラベンダーを寝る前に使うとよいのはなぜ?その理由と精油の使い方を解説

眠りを誘う香りといえばラベンダー

「なんとなく良さそう」と感じながらも、「本当に効果があるの?」「どう使えばいいの?」と気になっていませんか。

実は、ラベンダー精油(エッセンシャルオイル)は、科学的な視点から見ても、寝る前に選ばれる理由があるのです。

この記事では、ラベンダーを寝る前に使うとよいの理由枕元でのラベンダー精油の使い方から睡眠グッズの選び方まで解説します。

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ラベンダーを寝る前に使うとよいのはなぜ?

ラベンダー精油

ラベンダー精油を寝る前に使うとよいといわれるのには、科学的な根拠があります

その理由をみていきましょう。

0.2秒で心の緊張スイッチをオフにする

私たちの脳には、不安や緊張を感じ取る「扁桃体(へんとうたい)」という感情のセンサーがあります。

忙しい一日を過ごした後は、このセンサーが興奮したまま、「オン」の状態になりがちです。

ラベンダーの香りを嗅ぐと、香りの成分が約0.2秒以下という速さで脳に届き、扁桃体など感情に関わる部位の興奮をやわらげると考えられています。

これは、痛みが神経を伝わって脳に届くスピード(約0.9秒)よりもずっと速いもの。

大正製薬が運営する医師監修の健康情報サイトでも紹介されているように、五感の中で「嗅覚」だけが、知性を介さず「本能」に直接届くという特別な仕組みを持っています。

そのためラベンダーの香りは、「落ち着かなきゃ」と頭で考えるよりも早く、不安や緊張のスイッチが入りっぱなしになった脳に、休息へ向かうサインを送ってくれます

この「頭で考える前に届く」仕組みこそが、ラベンダーが寝る前の香りとして選ばれ続けている理由なのです。

リラックス成分「リナロール」の力

ラベンダー精油に含まれる代表的な成分のひとつに、「リナロール」があります。

このリナロールは、緊張を司る交感神経を静め、リラックスを司る副交感神経を優位にする働きがあることが、鹿児島大学の柏谷秀樹博士の報告を始めとする多くの研究でわかっています。

リナロールの働き

  • 体への働きかけ:呼吸が深く穏やかになり、心拍数もゆったり落ち着く
  • 安眠への架け橋:体が自然に「休息モード」に切り替わるため、無理なく眠る準備が整う

つまり、ラベンダーの香りで「なんとなくリラックスできる気がする」という気分的なものだけでなく、香りの成分が脳と体にダイレクトに働きかけてくれるのです。

これが、ラベンダーが古くから「夜の香り」として選ばれ続けている理由です。

ホリスティックセラピスト
CHIKAKO

もちろん、ほかにも眠りをサポートするアロマはあります。
しかし、ラベンダーは香りが穏やかでクセがなく、禁忌事項(使ってはいけない条件)もほとんどありません。
小さなお子様がいるご家庭でも、誰でも手軽に使いやすいというのが、長く愛されている人気の理由なんですよ。

枕元で香るラベンダー精油の使い方

ラベンダーを枕元で香らせることで、就寝前の時間を心地よく整えられます。

ラベンダーと睡眠の関係は古くから知られていますが、実際に香りを枕元に取り入れる方法は、ライフスタイルや好みに合わせてさまざま。

ここでは、今日から取り入れやすい代表的な4つの方法をご紹介します。

ティッシュやコットン|もっとも手軽な方法

ティッシュやコットンにラベンダー精油を1〜2滴垂らし、枕元のサイドテーブルなどに置くだけ

特別な道具がいらず、アロマ初心者にも取り入れやすい方法です。

精油は原液の刺激が強いため、肌や寝具に直接触れない位置に置くのがポイント。

後片付けも簡単で、「今夜はゆっくり休む」という気持ちの切り替えにも役立ちます。

アロマストーン|香りとインテリアを両立

もう少し雰囲気も楽しみたい方には、アロマストーンがおすすめです。

素焼きや石膏製のストーンに2〜3滴垂らすと、穏やかに香りが広がります

火や電気を使わないため、眠ってしまっても安心。

お気に入りのデザインを選べば、枕元が癒しのスペースに変わります。

香りがゆっくり拡散するので、入眠時の心地よさをサポートしてくれます。

ピローミスト|リネンにふんわり香らせたい方に

アロマスプレー

枕やシーツにほのかな香りをまとわせたい場合は、スプレータイプのピローミストが便利です。

布団に入った瞬間にラベンダーが香り、寝返りのたびにやさしく立ち上がります。

ピローミストは、眠る前のルーチンとして取り入れやすいのも魅力です。

市販品を選ぶのもよいですが、香りの強さを自分好みに調整したい方には手作りもおすすめです。

【簡単レシピ】ラベンダーのピローミスト

材料

  • 精製水:50ml
  • ラベンダー精油:5滴 (濃度0.5%)
  • スプレーボトル:50ml用

作り方

  1. スプレーボトルに精製水を入れる
  2. ラベンダー精油を加える
  3. よく振って混ぜる
  4. 使用前に毎回よく振ってからスプレーする

アロマディフューザー|寝室全体を包み込みたいときに

アロマディフューザー

寝室全体で香りを楽しみたい場合は、アロマディフューザーがおすすめです。

広めの寝室や、パートナーと一緒に眠る方にも向いています。

就寝前に使うなら、静音設計・タイマー機能付きのものを選ぶと安心です。

30分〜1時間で自動オフに設定すれば、眠りにつくまでの時間だけ香りを楽しめます。

LEDライト付きなら、間接照明としても活用できます。

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ラベンダー精油があれば、特別な準備をしなくてもすぐに始められる方法ばかりです。
その日の気分に合わせて、ぜひ試してみてくださいね!

ラベンダー睡眠グッズの選び方

ラベンダーサシェ

ラベンダーの睡眠グッズを選ぶときは、「天然成分かどうか」と「自分のライフスタイルに合っているか」の2つがポイントです。

成分の質と使いやすさの両方がそろうと、寝る前のケアが続く習慣になります。

精油(エッセンシャルオイル)|100%天然を選ぶ

まず確認したいのが、ラベンダーオイルが植物から抽出された天然のものかどうかです。

  • 精油(エッセンシャルオイル)
    植物の花や葉などから抽出された天然成分。香りが脳に届きやすく、気分を整える時間に向いています。
  • フレグランスオイル(香料)
    香りを楽しむための合成オイル。手軽ですが、植物由来の成分は含まれていません。

パッケージに「精油」または「エッセンシャルオイル」と明記されているものを選びましょう。

天然ならではの奥行きのある香りは、想像以上に心に残ります。

さらにこだわるなら「産地の標高」に注目

もう少しこだわって選びたい方は、ラベンダーが育った産地の標高もチェックしてみてください。

標高1,000mを超える高地で育ったラベンダーは、過酷な環境から身を守るため、「酢酸(さくさん)リナリル」と呼ばれる穏やかな香り成分を多く含む傾向があります。

  • 低地で育ったラベンダー
    やさしく穏やかで親しみやすい香り。
    日常使いや他の精油とのブレンドに向いています。
  • 高地で育ったラベンダー
    香り立ちがはっきりして澄んだ印象。
    リラックス成分が豊富で、特に疲れた夜におすすめです。

ただし、香りの心地よさは好みによるところが大きく、「低地の方がリラックスできる」と感じる方も多いです。

「しっかり休みたい夜には高地産を」「ブレンドして楽しみたい時は低地産を」と、使い分けも楽しいです。

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実は、低地産も高地産も学名は同じ「Lavandula angustifolia」
そのため、パッケージだけでは見分けがつかないことも多いです。
そんなときは、実際に香りを試したり、店員さんに尋ねてみるのをおすすめ。
あなたにぴったりな一本を、より選びやすくなりますよ。

ピローミスト・アロマスプレー|届いた日から楽しめる

「精油を使いこなす自信がない」「スプレーを手作りするのは面倒」という方には、市販のスプレータイプが便利です。

選び方のポイント

  • 合成香料ではなく、天然精油で香りづけされているか
  • 成分表示が明記されているか

寝具にスプレーしたとき、やさしく香るものを選びましょう。

ちょっと香りが弱いかな?と思うくらいの濃さが就寝前にはおすすめです。

アイマスク・ラベンダー枕・サシェ|枕元で穏やかに香らせる

ドライラベンダーを詰めたアイテムは、体温や室温でゆっくり香りが立ち上がるのが魅力です。

選び方のポイント

  • オーガニックコットンやリネンなど、天然素材の生地
  • 目元に使う場合は、肌あたりのやさしさ

アイマスクは温めて使えるタイプを選ぶと、目元の緊張がゆるみ、よりリラックスした時間を過ごせます。

マッサージオイル|一日の終わりに自分を労わる

「今日はぐっすり休みたい」という夜には、ラベンダー精油配合のマッサージオイルを取り入れてみましょう。

ラベンダーの香りを感じながらのセルフケアは、「休息モード」へ切り替えるサインにもなります

ラベンダーの穏やかな香りがふわりと立ち上がり、眠りに向かう時間を心地よく過ごせます。

選び方のポイント

  • ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど、肌用の植物油(キャリアオイル)がベースになっている
  • ラベンダー精油は肌用に適切に配合されているものを選ぶ
  • 敏感肌の方は、使用前にパッチテストを行うと安心
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肌を触れる時間は、それだけで心を落ち着かせる力がありますよ。

ラベンダーの香りとともに、眠る前のセルフケアを習慣にするのもおすすめです◎

ラベンダーを寝る前に使うポイント

ベッドルームの椅子の上に置かれたアロマオイルディフューザー

ラベンダー精油を寝る前に使うときは、次の3つを意識すると、より心地よく取り入れられます。

  • 香りを仕込むのは寝る30分前
  • 薄く、かすかに香らせる
  • 「深い呼吸」とセットにする

香りは嗅覚を通して脳に届くため、タイミングや強さ、呼吸を組み合わせることで感じ方が大きく変わります。

香りの準備は、寝る30分前から

ラベンダーの香りは、布団に入る直前ではなく、寝る30分前から香らせておくのがおすすめです。

香りを感じてから、脳が休息モード(副交感神経が優位な状態)へ切り替わるまでには、少し時間がかかるとされているためです。

おすすめの取り入れ方

お風呂上がりのスキンケア中や、パジャマに着替えるタイミングで枕元や寝室に香りを準備しておきましょう。

寝室のドアを開けた瞬間にふわっと香るラベンダーが、「一日を終える合図」として気持ちを切り替えてくれます。

薄く、かすかに香らせる

就寝前の香りは、「ほんのり感じる」くらいがおすすめです。

香りが強すぎると、刺激となって頭が冴えてしまうこともあります。

枕元なら精油はまず1滴から試してみましょう

寝室全体に香らせたい場合も、控えめな量から始めて、「かすかに香って心地いいな」と感じる強さを探してみてください。

「深い呼吸」とセットにする

ラベンダーの香りを感じたら、深呼吸を一回行ってみましょう

香りが体に広がっていく感覚に意識を向け、その香りに身をゆだねてみてください

呼吸をゆっくり整えることで、気持ちが自然と内側に向き、考えごとでいっぱいだった頭が、静かで穏やかな夜へと自然に切り替わっていきます。

香りと呼吸を組み合わせると、ラベンダー精油の力をやさしく睡眠に活かせます。

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ラベンダーを寝る前に使う方法まとめ

この記事では、ラベンダーを寝る前に使うとよいの理由枕元でのラベンダー精油の使い方から睡眠グッズの選び方まで解説しました。

この記事のポイント

  • ラベンダーの香りは、わずか0.2秒で脳に届き、心をそっと落ち着かせる感覚を感じられます。
  • 「リナロール」を含むラベンダーは、心と体を休息モードへ切り替えるサポートに。
  • 標高や素材にこだわった精油は、夜の時間を心地よく過ごすためのパートナーに。
  • 「心地よい」と感じる香りに身を委ねるだけで、自然にリラックスできます。

香りと一緒に深呼吸することで、眠りへの切り替えスイッチをオンにしてくれます。

ぜひ枕元にラベンダー精油を1滴そっと垂らし、香りと呼吸でゆったりとした時間を過ごしてみてください。

あわせて読みたい

香りの世界は知れば知るほど、日々の暮らしをちょっと豊かにしてくれます。

ラベンダー精油の奥深い魅力や、寝る前の時間をサポートしてくれるアロマについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

アロマ精油の力を上手に取り入れて、心地よい夜を過ごしてくださいね。

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執筆・監修者情報

佐藤千佳子(さとうちかこ)
アロマエサンス 主宰 / 英国IFA認定アロマセラピスト・ラストーンセラピスト

過去に心と体のバランスを崩し、自分を見失った経験を持つ。

【心と体のバランスを導くセラピスト】 アロマセラピー、クリスタルヒーリング、東洋医学(望診法・韓方茶)などの知識を融合。この独自のトリプルアプローチで、乱れた心身のバランスを再構築するサポートを行う。

心と体に向き合い、お客様が本来持つ 自己肯定感 と、ありのままの自分らしさを愛する力を引き出すことに定評あり。

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ご利用にあたっての注意点

当ブログは、アロマセラピストである筆者の知見に基づき、精油や植物の活用法についてご紹介しています。

■スピリチュアルな解釈について
記事内で触れるスピリチュアルな内容は、科学的な根拠に基づくものではなく、特定の効果を保証するものではありません。あくまで一つの考え方としてお楽しみいただき、ご自身の判断でお役立てください。
 

■精油と天然石のご利用について(安全に関する重要事項)
アロマセラピーで使用する精油、および天然石やパワーストーンは、医療機器、医薬品、または治療法ではありません。当ブログの内容は、病気の治療や診断を目的とするものでは
なく、特定の健康状態や病状に対する効果を断定することはできません。

  • 精油の使用について: 妊娠中の方、持病をお持ちの方、高齢者の方、医療機関で治療を受けている方は、必ず事前にかかりつけの医師や専門家にご相談の上、ご自身の判断と責任において安全にご利用ください。
  • 体調変化について: 万が一、心身に異常を感じた際は、すぐに使用を中止し、専門家の指導を仰ぎ、医師にご相談ください。