レモングラスに虫寄ってくる?その匂いが好きな虫と嫌いな虫を徹底解説

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レモングラスに虫寄ってくる?その匂いが好きな虫と嫌いな虫を徹底解説

レモングラス精油は、その爽やかな香りが好きで、実際に暮らしに取り入れている方も多いはず。

でも、ネットやSNSでレモングラスに「虫が寄る」「寄らない」と意見が分かれているのを見ると、本当のところが知りたくなりますよね。

実は、アロマセラピスト歴25年の私でさえ、「レモングラス 虫寄ってくる」という言葉を目にしたとき、「あれ?そうだったけ?」と一瞬ドキッとしたほど。

アロマ精油の扱いに慣れていても、ふとした情報に不安になることってあるものです。

だからこそ、まずはその疑問を、暮らしの目線でていねいに紐解いていきたいと思います。

この記事では、レモングラスに虫が寄ってくる?その匂いが好きな虫と嫌いな虫、虫が嫌いな空間を作るための精油の活用法注意点などについて、分かりやすく解説します。

\自然の力で、虫をシャットアウト/

レモングラスに虫寄ってくるって本当?

レモングラスに虫寄ってくるのは、実は、生の葉(ハーブ)に限ったことです。

実は、アロマ精油のレモングラスには、虫が寄ってくる心配はほとんどありません

精油は植物の恵みをぎゅっと濃縮した液体で、虫にとっては心地よさとは真逆の「強い信号(シグナル)」として届きます。

レモングラス精油の主成分である「シトラール」は、虫の嗅覚(においのセンサー)を刺激し、「ここは近づかない方がいい場所」と感じさせのです。

そのため、アロマスプレーやアロマディフューザーで香らせると、虫は遠ざかるので、安心して暮らしにレモングラス精油を取り入れられます。

レモングラスの匂いが好きな虫は?

レモングラスの匂いが好きな虫は、ハチやチョウなど、花の受粉を助けてくれる一部の虫たちです。

その理由は、生の葉からふわりと立ちのぼるごく微かな香り(シトラール)が、野花を探すときの目印のように虫たちに届くからです。

「食べ物や花があるかも」と思わせ、一瞬近づくことがあります。

とはいえ、ここで覚えておきたいのは、あくまで、「虫が寄ってくるのは生の葉の場合」ということ。

精油のレモングラスにはほとんど寄ってきません

生の葉のやさしい香りと、濃縮された精油の力強い香りでは、同じレモングラスでも虫への作用が大きく変わるのですね。

レモングラスの匂いが嫌いな虫は? 

レモングラスの香りが苦手な虫は、昔から虫よけとして活用されてきたように、意外とたくさんいます。

その理由は、レモングラス精油の主成分「シトラール(ゲラニアール・ネラール)」が、虫の嗅覚センサーにしっかりと働きかけ、「ここは安心できない場所」と感じさせるから。

特に、蚊・ダニ・ゴキブリなどは、このシャープな清涼感のある香りが苦手です。

生の葉(ハーブ)の微かな香りだけでは十分に伝わらないこともあります。

しかし、濃縮された精油をしっかり香らせることで、空間に自然なバリアが生まれ、虫たちが近づきにくくなるのです。

つまり、レモングラス精油のはっきりとした香りは、多くの虫にとって「避けたい匂い」

暮らしの中で適切に使えば、清々しく爽やかな香りを楽しみながら、虫対策にもつながりますよ。

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虫が嫌いな空間を作る!レモングラス精油の活用法3選

ここでは、レモングラス精油を活用した虫を遠ざける「3つの活用法」をご紹介します。

濃度や使い方を工夫すれば、蚊やゴキブリ、カメムシ対策にも応用可能です。

【蚊・ゴキブリ対策】肌にも使える虫除けスプレー

手軽に作れて、持ち運びもできる「虫除けアロマスプレー」は、蚊が活発な季節やゴキブリの侵入を防ぐために役立ちます。

レモングラスの香りで、自然な空間を作りながら、虫が近づきにくくする効果が期待できます。

〈基本レシピ(100ml)〉

〈作り方〉

  1. ボトルに無水エタノールと精油を混ぜる
  2. 精製水を加えてよく振る

使い分けのポイント

  • 肌に使う場合(低濃度)
    精油は5滴以下に抑え、肌に直接スプレーするのではなく、衣類や網戸に散布するのがオススメです。
    強い香りが苦手な方や敏感肌の方は、さらに精油の量や無水エタノールの量を減らして調整してください。
  • 室内での虫よけ(高濃度)
    精油の量を20滴程度に増やし、ゴキブリが入りそうな場所や潜伏場所にスプレーします。
    この場合は肌には使用しないでください。高濃度のため、室内での虫よけや空間の香り付けに最適です。

【空間全体】手軽にバリアを作る「アロマディフューザー」

部屋全体に爽やかな香りを広げると、飛んでくる虫が入りにくい、快適な空間をつくれます。

使い方

  • 窓を開けている時間帯や、夕方など虫が入りやすい時間帯に、アロマディフューザーで1〜2時間香りを拡散します。

設置のコツ

  • 香りは下にたまりやすいので、棚の上など少し高い場所に置くと部屋全体に均一に広がりやすくなります。

【カメムシ・ゴキブリ対策】香りで侵入経路を防ぐ

ゴキブリやカメムシが入りそうな場所に香りをとどめて、ピンポイントで侵入を防ぐ方法です。

  • 香りで虫の侵入を防ぐ
    窓枠や網戸のフチなど、虫が通りそうな場所に高濃度の精油を、揮発しにくいグリセリンなどと混ぜたミストで塗布します。
    香りが長時間残り、侵入を防ぐバリアになります。
  • アロマストーンで香りを広げる
    アロマストーンに精油を5〜10滴垂らし、ゴキブリやカメムシが嫌う香りを空間にゆるやかに広げます。

\蚊・ゴキブリ・カメムシもこれで安心/

虫対策でレモングラス精油を使うときの注意点

レモングラス精油は、ハーブティーなどとは違い、自然の恵みがぎゅっと濃縮されたものです。

その分、扱い方には注意が必要です。

基本のルールを守って、安全に楽しみましょう。

虫対策で気を付けたいこと

暮らしに取り入れるときも、ちょっとした工夫で安心・安全に楽しめます。

虫対策で気を付けたいこと

  1. 猫のいるご家庭
    レモングラス精油の使用は避けてください。猫は精油成分を分解できず、中毒の危険があります
  2. 屋外での使い方
    生の葉(ハーブ)の香りには、一部のハチが反応することがあります。
    精油の香りに寄ってくることはほとんどありませんが、ハチが多く飛ぶ季節は、アロマスプレーを大量に使うのは控えておくと安心です。
  3. 日光への注意(光毒性)
    柑橘系精油とブレンドしている場合、スプレーなどを肌に塗布した後は、強い日光を避けましょう。
    肌トラブル(光毒性)の原因になることがあります。

精油の基本ルール

レモングラス精油を安全に楽しむために、以下の3つの基本ルールを必ず守ってください。

精油の基本ルール

  1. 原液の直接使用・飲用は厳禁
    精油は高濃度で刺激が強いため、肌や口に直接つけたり、飲んだり、点眼は絶対に避けましょう
    必ず希釈や乳化して使用してください。
  2. 肌に使う場合は希釈とパッチテスト
    初めて使うときは低濃度(1%以下)に希釈し、パッチテストで異常がないか確認してから使用しましょう。
  3. 使用制限に注意
    妊娠中・授乳中の方、乳幼児、体調不良や持病のある方は使用を控えるか、必ず医師や専門家に相談してください。
アロマセラピスト
CHIKAKO

精油の基本ルールさえ押さえれば、アロマセラピーは決して難しくありません。
レモングラス精油を上手に取り入れて、虫対策を楽しんでみてくださいね。

よくある質問

虫対策にレモングラス精油を使いたいときに、よくいただく質問をまとめました。

香りの選び方や使い方に迷ったら、気軽に参考にしてみてくださいね。

庭のレモングラスに虫が寄ってきたらどうすればいいですか?

庭のレモングラスは、アロマ精油のように強力な虫よけにはなりません。生の葉の香りに引き寄せられる虫が現れることもあります。
多くの場合、少し葉に付く程度なら、レモングラス自体が元気なら大きな被害にはなりません。

  • 庭でも香りで工夫:虫が気になるときは、ハーブの周りに精油を少量スプレーするのもひとつの方法です。屋外であっても、少量なら安全に香りを楽しめます。
  • 手で取り除く:虫の数が少なければ、葉についた虫をやさしく取り除くだけでOKです。
  • 株の風通しを整える:風通しが悪いと虫や病気がつきやすくなるので、込みすぎた葉は整理してあげましょう。

精油とハーブティー用のレモングラス、香りの成分は同じですか?

はい、どちらも主成分である「シトラール」を含んでいますが、濃度や含まれる成分のバランスは異なります。
精油は植物の香りをぎゅっと濃縮したものなので、飲んだり原液で使ったりしてはいけません。
一方、ハーブティーは乾燥葉から抽出されるため、香り成分はやわらかくなり、安心して楽しめます

アロマスプレーの効果を長持ちさせるにはどうしたらいいですか?

レモングラス精油は天然成分のため、合成の虫よけ製品に比べて香りが飛びやすいです。効果を持続させるには、次の方法がおすすめです。

  • こまめにスプレーする:1〜2時間ごとに再散布すると香りが途切れにくくなります。
  • 他の精油とブレンドするフランキンセンスシダーウッドなど、香りが長持ちする精油を少量加えると、全体の持続時間が伸びます。
  • 塗り込み芳香を使う:窓枠や潜伏場所には、精油をグリセリンなどで「留める」塗り込み芳香を使うと、長時間の効果が期待できます。

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まとめ|レモングラス精油で快適な生活空間を

この記事では、レモングラスに虫が寄ってくる?その匂いが好きな虫と嫌いな虫、虫が嫌いな空間を作るための精油の活用法注意点などについて、分かりやすく解説しました。

記事のポイントまとめ

  • 生のレモングラスの香りにハチや蝶が寄ることがあります。
  • レモングラス精油は濃縮されており、虫には刺激が強く近づきにくい香りです。
  • 蚊やハエ、アリ、ダニ、ゴキブリなどは、レモングラス精油の香りを苦手とします。
  • アロマスプレーやディフューザー、塗り込み芳香を使えば、室内や侵入経路に虫の入りにくい空間を作れます。
  • 肌に使うときは必ず希釈し、柑橘系精油とブレンドする場合は日光を避けるなど、安全に配慮しましょう。

レモングラスの香りは、虫よけとして頼もしい存在ですが、生の葉の微かな香りにだけ反応する虫がいることがあります。

一方で、濃縮されたレモングラス精油は、むしろ虫にとって刺激が強く、近づきにくい香り。

虫を遠ざけたいとき、ぜひレモングラス精油を活用してみてくださいね。

関連記事

レモングラス精油の正しい使い方と虫対策を学んだら、次は香りの持つ素晴らしい力、そのものの魅力を探求してみませんか。

精油の効果や、暮らしの中で役立つ応用方法を知ることは、毎日の生活をさらに豊かにしてくれますよ。

気になる記事を手に取って、レモングラスがもたらす清々しく心地よい香りのある暮らしを、さらに深めていってくださいね。

\爽やかな香りで、快適空間を/

執筆・監修者情報

佐藤千佳子(さとうちかこ)
アロマエサンス 主宰 / 英国IFA認定アロマセラピスト・ラストーンセラピスト

過去に心と体のバランスを崩し、自分を見失った経験を持つ。

【心と体のバランスを導くセラピスト】 アロマセラピー、クリスタルヒーリング、東洋医学(望診法・韓方茶)などの知識を融合。この独自のトリプルアプローチで、乱れた心身のバランスを再構築するサポートを行う。

心と体に向き合い、お客様が本来持つ 自己肯定感 と、ありのままの自分らしさを愛する力を引き出すことに定評あり。

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ご利用にあたっての注意点

当ブログは、アロマセラピストである筆者の知見に基づき、精油や植物の活用法についてご紹介しています。

■スピリチュアルな解釈について
記事内で触れるスピリチュアルな内容は、科学的な根拠に基づくものではなく、特定の効果を保証するものではありません。あくまで一つの考え方としてお楽しみいただき、ご自身の判断でお役立てください。

■精油のご使用について
精油は医薬品ではありません。アロマセラピーは医療行為ではないため、当ブログの内容は治療や診断を目的とするものではありません。 体質や体調にご注意の上、ご自身の判断と責任において安全にご利用ください。万が一、心身に異常を感じた際は、すぐに使用を中止し、医師にご相談ください。 妊娠中の方、持病をお持ちの方、高齢者の方、医療機関で治療を受けている方は、必ず事前にかかりつけの医師や専門家にご相談の上、ご使用ください。