金木犀(オスマンサス)

当ページのリンクには広告が含まれています。

金木犀オスマンサス)精油の魅力:甘く懐かしい香りで、心にやすらぎを

金木犀精油は、秋の訪れを感じさせるような、甘くやわらかな香りが特徴です。

ほんのりスパイシーなニュアンスもあり、ただ甘いだけではない深みのある香りを楽しめます。

ここでは、金木犀精油の基本情報や、日常での楽しみ方をご紹介します。

金木犀精油は、どんな香り?

オスマンサス精油は、金木犀の花から抽出される貴重な精油です。

香りは、甘くやさしく、どこか懐かしさを感じさせてくれます

よく「トイレの芳香剤みたい」というイメージもありますが、それは金木犀の香りが多くの消臭剤に使われてきた名残りです。

本物の金木犀のアロマ精油は、甘さの中にほんのりスパイシーさを含んだ奥行きのある香りで、とても品があります

金木犀精油の基本情報

金木犀精油をもっとよく知るために、その香りの特徴や成分などの基本情報をご紹介します。

名前オスマンサス(金木犀)
学名Osmanthus fragrans
科名モクセイ科
抽出部位
抽出方法揮発性有機溶剤抽出法(アブソリュート)、または超臨界抽出法
ノートミドルノート
香りの強さ中〜強
香りの特色甘くやさしい、ほのかにスパイシー、上品で華やか
香りの相性フローラル系・柑橘系
主な成分リナロール・オシメン・リナロールオキシド・β-イオノン・γ-デカラクトン・cis-3-ヘキセノール

金木犀について

金木犀精油の香りだけでなく、その植物の特徴や背景を知ることで、より深く楽しめるようになります。

植物としての特徴

金木犀は、中国南部を原産とする常緑樹で、日本では南東北~九州にかけて広く植えられています。

高さは3~6メートルほどになり、秋になると小さなオレンジ色の花を一斉に咲かせます。

花はとても香りが強く、風に乗って遠くまで香りが届くのが特徴です。

日本では、庭木や街路樹として親しまれ、秋の香りの代表格とも言えます。

ストーリー

「オスマンサス」という名前は、ギリシャ語で「香りのある花」という意味

また、金木犀は、沈丁花(ジンチョウゲ)、梔子(クチナシ)とともに「世界三大香木」の一つに数えられています。

中国では「桂花(けいか)」と呼ばれ、幸せの象徴として、結婚や新築祝いなどにも使われてきました。

花をお酒に漬けた「桂花陳酒」や、お茶に加えた「桂花茶」など、香りを食文化としても楽しむ習慣があります。

金木犀精油は、こんな時におすすめ

金木犀の甘くてやさしい香りを、さまざまなシーンで楽しんでみましょう。

ゆったり過ごしたい夜に

甘くやわらかな香りが心地よく、アロマバスや就寝前の芳香浴におすすめです。

バスソルトに精油を混ぜて湯船に溶かせば、香りに包まれながらゆったりと過ごす時間が楽しめます。

1日の疲れをやさしくほぐしてくれる、心地よいリラックスタイムに。

精油を楽しむバスソルトレシピはこちらで紹介しています。

気持ちを落ち着けたい時に

緊張を感じた時に、金木犀の香りが空間の雰囲気を和らげてくれます。

特別な時間を楽しみたい日に

いつもと違う空気感を演出したい時や、自分へのご褒美タイムにも。

高級感のある香りが、空間の雰囲気を変えてくれます。

やさしい香りをまとう時に

ほんのり香らせるだけで、清楚で上品な印象に。

ナチュラルな香水として楽しめます。

アロマオイルを香水代わりに楽しむ方法や、やさしく香るオリジナル香水の作り方は、こちらで詳しく紹介しています。

食欲をコントロールしたい時に

金木犀の香りに関する研究では、食前に香りを取り入れることで満腹感を得やすくなる可能性があるとされています。

金木犀の香りの食欲減退効果については、こちらの記事で紹介しています。


金木犀精油についてもっと知りたい方へ

▼金木犀精油についてもっと知る

▼金木犀の香りを楽しみたい方に

アロマセラピスト
CHIKAKO

金木犀の香りを楽しむための記事を集めました。
気になるものがあったら、ぜひ覗いてみてくださいね!

おわりに

オスマンサス(金木犀)精油は、秋の訪れを感じさせるような、どこか懐かしい甘い香りです。

香りを楽しみたい時、芳香浴でリラックスしたい時に、あなたの時間を豊かに彩ってくれる存在です。

まずは1滴から、金木犀の香りの世界を楽しんでみてください。

ご利用にあたっての注意点

当ブログは、アロマセラピストである筆者の知見に基づき、精油や植物の活用法についてご紹介しています。

■スピリチュアルな解釈について
記事内で触れるスピリチュアルな内容は、科学的な根拠に基づくものではなく、特定の効果を保証するものではありません。あくまで一つの考え方としてお楽しみいただき、ご自身の判断でお役立てください。

■精油のご使用について
精油は医薬品ではありません。アロマセラピーは医療行為ではないため、当ブログの内容は治療や診断を目的とするものではありません。 体質や体調にご注意の上、ご自身の判断と責任において安全にご利用ください。万が一、心身に異常を感じた際は、すぐに使用を中止し、医師にご相談ください。 妊娠中の方、持病をお持ちの方、高齢者の方、医療機関で治療を受けている方は、必ず事前にかかりつけの医師や専門家にご相談の上、ご使用ください。