ライム
ライム精油は、どんな香り?
ライムの精油は、ライムの果皮から抽出されます。
シャープで苦みのある甘い柑橘系の香りです。
ライム精油の基本情報
名前 | ライム |
学名 | Citrus aurantifolia |
科名 | ミカン科 |
抽出部位 | 果皮 |
抽出方法 | 圧搾法、水蒸気蒸留法 |
ノート | トップノート |
香りの強さ | 中 |
香りの特色 | シャープで苦みのある甘い柑橘系の香り |
香りの相性 | フローラル系・ハーブ系 |
主な成分 | リモネン、γ-テルピネン、テルピノレン、α-テルピネオール |
ライムについて
植物としての特徴
ライムは樹高2~3mほどに育つ低木常緑樹で、直径5cm程度の球形で緑色の果実を実らせます。
ライムはレモンとよく似ている果実ですが、レモンよりも丸く、小さく、皮が薄い果実で、酸味や苦みが強いのが特徴です。
その実は、完熟すると黄色に変化しますが、熟せば熟すほど、酸味が抜けてしまうので未完熟の緑のうちに収穫されます。
他の柑橘系植物と同様アジアが原産となります。
現在ではイタリア、北米、南米、西インド諸島など広く栽培されています。
ストーリー
ライムは、ムーア人によりアジアからヨーロッパに伝わりました。
その後、16世紀頃にスペイン人・ポルトガル人によりアメリカ大陸などに広まり、各地で栽培が行われるようになります。
大航海時代、当時長い航海中に船員たちを苦しめた壊血病(ビタミンC不足による病気)を予防するための重要な食料としてライムは利用されていました。
「ライムジューサー」と呼ばれるライム運搬専用の船があったこともよく知られています。
ライムは酸味と苦味を含みながらも、その爽やかな香りにより食品・飲料類に広く利用されています。
また、精油は香水や化粧品業界への需要も高いと言われています。
ライム精油は、こんな時におすすめ
やる気を高めたい時に
爽やかな香りによってリラックス・リフレッシュでき、不安や憂鬱な気持ちを和らげ、明るく前向きな気持ちにしてくれます。
頭がスッキリするので、集中力をアップも期待できます。
注意事項
・光毒性について
お肌に使用後すぐに紫外線や日光に当たるとシミや炎症が起こる場合があります。
肌に付けた後、少なくとも12時間は紫外線や直射日光を避けてください。
・直射日光、高温多湿に場所は避け、冷暗所に保管してください。
・子供やペットの手の届かないところに保存してください。
・原液を肌に直接つけたり、飲んだりしないでください。
・妊産婦、乳幼児、また既往症のある方は使用できない精油があります。
医師にご相談の上ご使用ください。
・使用中、異常が現れたらすぐに使用を中止し、大量の水で洗い流してください。