
どんな香り?
ネロリの精油は、ビターオレンジの花から抽出されます。
甘さの中にやや苦みとオレンジの爽やかさを含んだ花の香りです。
こんな時におすすめ
慢性的にストレスや不安を感じている時に
ネロリは、天然の精神安定剤と言われるほど、心に強く作用します。
ストレスや不安、落ち込んだ心をほぐし、心を落ち着かせることで、深いリラックスや安眠効果をもたらします。
また、セロトニンの分泌を促す作用により精神的安定や幸福感をもたらせる効果があります。
女性の不調(PMS、更年期障害など)の緩和に
自律神経のバランスを整え、心身をリラックスさせる働きがあるため、神経や精神面からの不調全般の緩和が期待できます。
ホルモンバランスの乱れからくるPMS(月経前症候群)や更年期障害による気分の落ち込み・イライラ・涙もろさ・不安感などを緩和してくれます。
また、ストレスからくる吐き気・緊張性発汗・口の渇き・胃痛・下痢・便秘などにも高い効果を発揮します。
アンチエイジングに
皮膚を柔らかくする働きと皮膚代謝を促進する働きがあるため、肌のたるみや肌のキメ、しわなどのアンチエイジングに効果があります。
また、ストレスによる肌荒れ、傷跡のケア、妊娠線の予防・解消としても効果があります。
特徴
・鎮静 ・鎮痙 ・鎮痛 ・抗炎症 ・催淫
・腸内ガス排出促進 ・健胃 ・消化促進 ・強壮
・殺菌 ・消毒 ・収れん ・抗うつ ・皮膚再生
・細胞活性化 ・保湿 ・アンチエイジング
注意事項
・車の運転など、集中力を必要とする場合は避けましょう。
・香りが強いため、使用量に注意しましょう。
ストーリー&データ
植物としての特徴
ネロリは、ビターオレンジから抽出されます。
ビターオレンジは、インドやヒマラヤげ原産とされていて、樹高が4~5mほどに成長する木です。
枝にはトゲがあり、葉は翼状、初夏に白い花を咲かせます。日本ではダイダイと呼ばれています。
ストーリー
ネロリは主にビターオレンジの花から抽出された精油です。
ビターオレンジからは3種の精油が抽出され、果実は「オレンジビター」、花は「ネロリ」、葉や枝は「プチグレン」の精油となります。
イタリアのネロラ公国の王妃「アンナ・マリア(アンナ・マリー・デ・ネロリ)」がビターオレンジの花の香りを好み、社交界で手袋にこの香りをつけ愛用していたことがネロリの名前の由来と言われています。
中国でも古くから入浴時の芳香剤として利用されてきたと伝えられています。
現在は、高級化粧品や香水・コロンなどの原料として利用されています。
ネロリは柑橘系(オレンジ)から抽出される精油ですが、光毒性はありません。
そのため、日中でも安心して使用できます。
データ
名前 | ネロリ |
学名 | Citrus aurantium |
科名 | ミカン科 |
抽出部位 | 花 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ノート | ミドルノート |
香りの強さ | 強 |
香りの特色 | オレンジの爽やかさを含んだ甘い花の香り |
主な成分 | リナロール、β-ピネン、リモネン、酢酸リナリル、α-テルピネオール |
注意すること | |
アロマジェネラ | フローラル |
チャクラ | 第4チャクラ、第7チャクラ |
陰陽 / 五行(エレメント) | 陰陽 / |
テーマ |