クラリセージ
photo by jacinta lluch valero
クラリセージ精油は、どんな香り?
クラリセージの精油は、葉と花から抽出されます。
ナッツっぽい香りと甘さをもつハーブの香りです。
クラリセージ精油の基本情報
名前 | クラリセージ |
学名 | Salvia sclarea |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 葉、花 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ノート | ミドル~トップノート |
香りの強さ | 中~強 |
香りの特色 | ナッツっぽい香りと甘さをもつハーブの香り |
香りの相性 | フローラル系、柑橘系、スパイス系 |
主な成分 | 酢酸リナリル、リナロール、α-テルピネオール、ゲルマクレンD、スクラレオール |
クラリセージについて
植物としての特徴
クラリセージは、南ヨーロッパの地中海地方が原産で草丈が30~120cm程になる多年草です。
うぶ毛が生えた大きなハート型で、ややグレーがかった濃い緑色の葉をもち、花の色は白、紫、ピンク、青など様々で、葉の上に突き抜けるような形で穂状花序に咲きます。
ストーリー
クラリセージは、紀元前から宗教儀式などに使用されてきました。
薬理学と薬草学の父と呼ばれるペダニウス・ディオスコリデスも薬効を認めていたと言われています。
クラリーセージは強く甘い香りを放ち陶酔させることが知られていたため、17世紀のイギリスではビール醸造の原料となるホップの代わりに使用されていました。
またドイツでは、エッセンシャルオイルの香りがマスカットワインに似ていることから安価なワインの風味を調えるために使われていました。
その他にも香水や石鹸、化粧品、飲食物の香り付けなど幅広く使用されています。
クラリセージ精油は、こんな時におすすめ
イライラを和らげて、元気になりたい時に
ほんのり甘い香りによってリラックスでき、幸福感をもたらしてくれます。
イライラや緊張から解放されたいとき、気持ちを落ち着かせたいときに役立ちます。
また、深くリラックスできるので、ぐっすり眠りたいときにもお使いいただけます。
注意事項
・直射日光、高温多湿に場所は避け、冷暗所に保管してください。
・子供やペットの手の届かないところに保存してください。
・原液を肌に直接つけたり、飲んだりしないでください。
・妊産婦、乳幼児、また既往症のある方は使用できない精油があります。
医師にご相談の上ご使用ください。
・使用中、異常が現れたらすぐに使用を中止し、大量の水で洗い流してください。